こんにちは、ヨガベルテンポの齊藤郁恵です。
朝からずっと雨。愛犬咲ちゃんは、傘を恐がる。恐らく野良だった頃に、棒や傘等を振り上げられたのだろう。PTSDは人間だけではない。
昨年は、会社の仕事が休業や在宅勤務だったので、ほとんど自宅で過ごした。そして、この私のウェブサイトを更新したり、ブログを書いたり、ヨガのことを考える時間を沢山持てた。以前も書いたけれど、今私はコロナワクチンに関する仕事に従事している。毎日本当に忙しく、大きな声で話したり(もちろんマスクは着用で)、今まで知り合ったことのないタイプの方達と一緒に仕事をしたりと、生活が一変した。この流れは、決して私が望んだ方向ではないけれど、今求められて、やるべき仕事がある事に感謝し、今しばらく流れに身を任せてみようと思う。この流れはパパの意思だと私は感じているから。
パパが亡くなる前の数年間、パパのQOL(生活の質)は、あまり高くなかったと私は振り返っている。癌を治したい一心で、高齢にも関わらず、放射線治療や化学療法を受け、しばらくは良かったものの、体力がみるみると低下して行った。そうなると家にいてもベッドで寝ていることがほとんどで、気持ちも落ち込みがちだった。
ヨガセラピーは、大病を治すことはできないけれど、辛く苦しい闘病中の小さな安らぎにはなると思う。ベッドに寝たままでも良いので、自分の体の隅々に行き渡らせるように呼吸をし、今という瞬間を味わって、心が穏やかになっていく感覚に満たされる。。。
準備が出来たら、ヨガセラピーの普及活動を始めたいと思う。
私はまだ、パパが亡くなってしまったという実感がない。朝、自宅に作ったパパコーナーに、お線香を上げ、写真に話しかけ、まだ肉体が存在するかのように思っている。パパは私に警察官か自衛隊員になって欲しかったらしい。私が30歳位の頃に聞いたのだけれど、自分で言うのもなんだが、あまりにしっくり来たもので「もっと早く言ってくれたら、本当になったのに」と笑いながら言ったものだ。
人の人生も、犬の犬生も、みんな何かしらの役割がある。私の役割はなんだろう。。